ドラクエVRに入ってきた感想。超巨大なゾーマが目の前に……!

先日、VRzone新宿へいってきた。話題のドラクエVRを体験してきた感想を紹介したい。

目の前に迫るスライムや、超巨大ゾーマ。いい大人が夢中になって敵を倒す、とても愉快なアクティビティだ。


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VRzone新宿

VRzone新宿は、新宿歌舞伎町にできた期間限定の施設だ。ドラクエVRはじめ、各種VRアクティビティを楽しめる。

VRzone新宿の建てものはこんな感じ↓

目の前にスライムの看板があるので、すぐ分かる。「これからドラクエの世界に入るんだなあ」と、期待も高まる。

いざ入場

いざVRzoneへ入場。目の前にはドラクエのプロジェクションマッピングが広がる↓

さらに中央には世界樹も↓

VRを体験する前に、世界観に浸れる。

予約時間よりも早く付いたので、1階を探索。キングスライムを見つけたので、記念撮影を↓

返事がない……↓

仲間になりたそうだ↓

世界の半分をやろう↓

気分はまさにドラクエ住民。いつになくはしゃぎ気味であった。

おみやげコーナーには、限定のグッズなどが売られている。なかには、堀井雄二氏のサインの展示も!↓

ドラクエファンなら感涙必至だ。その世界にこれから入れると思うと、ドッキドキが止まらない。

初対面の人とPTを

今回は私と家族の2人で参加。ドラクエVRは4人PTが基本なので、男性2人とPTを組んで冒険に出ることとなった。

PT編成はこんな感じ↓

・私…戦士1

・家族…僧侶

・男性A…戦士2

・男性B…魔法使い

私はとにかく敵を剣でバッタバッタと倒したかった。戦士は人気の職業と聞いていたので、ゲットできてなによりだ。

また、事前に「ドラクエVRは僧侶が大事」という情報を知っていたので、家族が僧侶を担当した。

ゾーマ討伐のコツはこちらで紹介中↓

見知らぬ人とPTを組んで、果たしてうまくやっていけるのか?この時点で一気に不安が高まってきた。VRを体験はしたいが、コミュ障はコミュ障のままだ。

メガネは大丈夫?

ドラクエVRをプレイ中は、映像を写すヘッドセットを被る。メガネをかけている私は、ちゃんと装着できるかと直前まで心配であった。

が、ヘッドセットはちゃんとメガネごと付けられる作りになっていて、メガネの上から付けても窮屈じゃない。頭の後ろでがっちり固定できるので、途中でズレることもなかった。

ただメガネの形によっては、ヘッドセットに合わないこともあるらしい。特殊なメガネをかけている人は注意だ。

剣が重い!

プレイの注意事項など説明を受けたら、いよいよ冒険開始だ。スタッフさんに手伝ってもらい、10kgの機材を背負う。ズシッとした重みが鎧ぽくて、結果的にリアルになる。

戦士の場合、利き手に剣・反対の手に盾を装備する。盾もそうだが、剣デバイスが1kgと重い。

ズシッとした感覚が、本当に剣を持っているかのような錯覚を起こさせる。「戦士はいつもこんな重いもん振り回してたんだなあ」と、その苦労を身をもって知った。

王様が目の前に!

指定の位置にスタンバイし、いよいよ冒険開始。いきなり王様の間に呼び出され、「ゾーマを倒して来い」と命じられる。「ドラクエの王様」が目の前に……!という感動とともに、「無茶ぶりすんなや」というツッコミも起こる。

王様の間は正面だけでなく、360°隅々まで映像がしっかり作り込まれている。王様の話を聞きつつ、辺りも見回してみると面白い。

開始1分、スライムの攻撃で死亡

案内役のホリミーに連れられて、やって来たのは大草原。いきなり四方八方からスライムとドラキー軍団に襲われる。目の前にやってきた敵を、剣で斬りつけまくった。

とにかくポコポコ湧いてくるので、斬っても斬ってもキリがない。もぐらたたきのように、出てくる的を反射的に攻撃していった。

敵の数が多く、剣を振るう腕がさっそくダルい。だが敵が攻撃の手を休めるワケもなく、痛い腕を根性で振り続けた。

が、攻撃に夢中になるあまり防御がおろそかに。あっという間に「2」しか無いHPを削られ、最初の草原で死んでしまった。まさかスライムに殺られるとは……。

隣をみると、もう1人の戦士も死んでいる。「こんな草原で死んでてゾーマ倒せんのか……」と、絶望的な気持ちになった。

生き返れない?

幸いにして僧侶に生き返らせてもらい、ピンチは脱する。が、生き返ったはずなのに「あなたは死にました」のウィンドウが消えない。私はくさった死体か。

どうやら機材トラブルのようで、異変を察知したスタッフさんがすぐさま対応。20秒くらいの待機の後、無事にリカバリーできた。

どうやらもう1人の戦士も、開始直後に不具合があって動けなかったようだ。戦士がトラブって動けなくなると後衛がピンチになるので、ここは要改善だなと思った。

ルーラしてる!

一回死んだことで戦闘にも慣れ、無事に第1ステージをクリア。すぐさまルーラで別の場所へと飛ばされた。

このとき映像では空を飛んでいるが、じっさい身体にもフワッと浮き上がるような感覚がある。長年気になっていたルーラを体験できて、より冒険らしくなってきた。

さまよう鎧が倒せない

第2ステージは夜の山麓。暗闇の中から、キメラやさまよう鎧が迫ってくる。

キメラは遠くから火の玉を打ってきて、戦士では剣が届かない。こちらは火の玉を避けつつ、魔法使いに倒してもらった。

その間に戦士は、ノシノシとやってくるさまよう鎧を相手する。が、いくら攻撃しても盾でガードされてしまう。

なるべく盾を持ってない左サイドから攻撃をしかけたり、相手が攻撃モーションを繰り出しているスキを突いて攻めると効果的なようだ。とくにさまよう鎧の飛び上がり攻撃はスキが大きいので、ジャンプした瞬間に一撃を叩き込むといい。

ゴーレムはバイキルトで

ある程度敵を倒すと、ゴーレムが迫ってくる。原作のドラクエでもデカいモンスターだったが、目の前に現れたゴーレムは見上げるほどの大きさだ。歴代の戦士たちは、こんな巨大なのを相手に戦っていたのか……!

だがこちらにも切り札はある。魔法使いの「バイキルト」で、パワーアップするのだ。

バイキルトが戦士にかかると、剣が巨大化していかにも強そうに。デカくなった剣を、ゴーレムの巨体に思い切り叩きつけてやった。

ゾーマがデカい!!

ゴーレムも倒し、ついに最終ステージのゾーマ城へ。辺りはまっくらで、禍々しい気配が漂う。

と、周囲が明るくなると同時にゾーマの姿が。ゴーレムの1.5倍くらいの大きさがある。

ゾーマの力は強大で、そこらの雑魚とはワケが違う。こちらの必死の奮戦も虚しく、あわや全滅……。

最後は総力戦でクリア!

が、そんな危機を乗り越え、最後は総力戦でゾーマを撃破。戦士の私は、ゾーマの前に陣取ってとにかく剣を振るいまくった。腕の痛みなど、意識の外へ吹っ飛んでいる。

激闘の末、ついにゾーマを撃破!最後は王様の間へ呼ばれ、めでたくエンディングを迎えた。

ネタバレになるので詳しく言えないが、最後にはとても熱い演出がある。歴代ドラクエファンならば、間違いなく胸が打ち震えるだろう。

最後には記念のステッカーも↓

ドラキーのレアチーズケーキを堪能

プレイ後は、VRzone内のカフェでお腹を満たす。ドラクエVRとのコラボメニューである、「ドラキーのレアチーズケーキ」を頂いた↓

これまでコラボメニューは食べたことがなかったが、中に入ったブルーベリーソースとチーズが絶妙にマッチ。なかなか美味しいケーキであった。さらにボリュームも意外にあり、1つで満腹になってしまう。

#* 14 *#

ちゃんとゾーマを倒せるか心配だったが、最終的にはクリアできて大満足だ。意外と動けた自分に驚きである。

初対面同士の即席PTでも、必死で敵と戦えばそんなことは気にならなくなる。ゾーマをなぎ倒すのに、初対面もなにもないのだ。まさにルイーダの酒場の気分である。

どんな引きこもりでも、一人前の冒険者になれるドラクエVR。ドラクエ好きもそうでない人も、あれは一度体験してもらいたい。


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